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お相撲さんがよく使う『ごっちゃんです』の色々な使い方!

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こんにちは!元力士のパロニアです。

 

大相撲の力士や親方、裏方さんたちは相撲用語をたくさん使います。

 

相撲だけでなくどの業界にも、色んな専門用語があって面白いですよね!

 

その中でも力士たちによく使われる言葉、私も使っていた相撲用語の中でも一番使われる言葉『ごっちゃんです』についてまとめてみました

ぜひ最後までご覧ください!

 

お相撲さんがよく使う言葉『ごっちゃんです』‼️

 

1、ごっつぁんです(ごっちゃんです)

お相撲さんといったらまずはこの言葉でしょう(笑)

 

もちろんこれが一番よく使われる相撲用語になります。

 

「ごっちゃんです」という言葉はみなさんが思っているよりも頻繁に力士は使います。

 

なぜならこの言葉には色んな時に使える便利な言葉だからです!

 

意味は「ありがとうございます」「いただきます」「お願いします」などで、相撲関係者で目上の人に感謝するときやお願いするときにはこの言葉を使います。

ですが相撲に関係の無い一般の人たちと話すときはあまり使いません!

 

力士生活では「ごっちゃんです」だけ言ってればいいくらい汎用性の高い言葉になります。

 

これからごっちゃんですの使用例をあげてみます。

 

ごっちゃんですの例

  • 食事のときのいただきます、ごちそうさまでした。

親方や後援会の方、兄弟子など相撲関係者に食事に連れていってもらったり、ご飯を食べるときはいただきますとは言わずに『ごっちゃんです』と言います!

 

ごちそうさまのときは、『ごっちゃんでした』や『どうもごっちゃんでした』と言い換えて使います(笑)

 

  • ものをもらったときなどの感謝の言葉

なにかものをいただくときは、一般的には「いただきます」や「ありがとうございます」という言葉を使うと思いますが、これも『ごっちゃんです』で済みます!

 

ですので力士のときは、ありがとうございますはあんまり使わず全部ごっちゃんですと言っていました!

 

物をもらったときだけではなく親方や兄弟子から何か指導していただいたり、教えてもらったときの言葉にも「ありがとうございます」の代わりに『ごっちゃんです』や『どうもごっちゃんでした』を使うんですよね!

 

お礼などを言うときにも昨日はどうもごっちゃんでした。この前はどうもごっちゃんでしたなどと「ありがとうございました」という言葉は全て『ごっちゃんです』に置き換えられます

 

 

  • ものを受けとるとき、渡すとき

兄弟子からものを渡されたときには両手で受け取り、『ごっちゃんです』と言います。

ものをもらったときも、受けとるだけのときも毎回この言葉を使っていました。

 

それだけではなくこちらからものを渡すときにも『ごっちゃんです』と言います

 

ですので付き人のときには、関取に対してずっとごっちゃんですばかり言ってましたね(笑)

 

  • なにかお願いするとき

特に多いのが稽古の時ですね!

申し合い(勝ち残り式の相撲の実践練習)をするときに、勝った力士に対して手をあげて『ごっちゃんです』と声をかけてアピールして指名されるように近寄ります。

 

稽古で相撲を取るときや、ぶつかり稽古で胸を借りるときは「お願いします」ではなく『ごっちゃんです』と言います。

 

  • 近くを通るときなど

兄弟子や親方の前を横切るときには、毎回頭を下げて片手を出して「失礼します」の代わりに『前ごっちゃんです』や『後ろごっちゃんです』と言います。

 

  • ラッキーなできごとなどに対して

本場所の取り組みなどで対戦相手が自分よりも格下相手や分が良い相手のときは、「次の相手はごっつぁんだな」と言うようにからかわれたりとそういう使い方もします。

 

失礼な話ですが、応援してくれる人に食事などに誘われたりしてご祝儀をいただいたりしたときやあまりキツくない慰問やイベントなどの仕事をしていい小遣いをもらったときには仲間内や裏で、「○○さんごっちゃんだわ~」とか「今日の慰問はごっちゃんだった」というような使い方もあります!

 

兄弟子になってくると下のものに対して『ごっちゃんです』という言葉を使うときには、「ごっちゃんし」や「ちゃし」などと略して使うようになります!

 

偉そうな兄弟子にものを頼まれるときには、例えば「ジュースちゃし」(ジュース買ってこいの意味)とか「マッサージごっちゃし」(マッサージしろの意味)などなんにでも使える非常に便利な言葉です!

 

まとめ

今回は一番知られている相撲用語『ごっちゃんです』について細かく話しました。

 

ごっちゃんですという言葉はこんなにも汎用性が広く、使い勝手の良い言葉というのは知られてないんじゃないでしょうか?

 

世間では相撲界のごっつぁん体質についてよく指摘されます。

番付が低い力士だろうと後援会やタニマチに、ごますって『ごっちゃんです』と言うだけで、お小遣いをくれたり、飯や飲みに連れていってくれたら、女を抱かせてくれたりと何でもしてくれます。

 

私はこういうところは相撲界の良いところでもあり悪いところでもあると思います。

 

日頃から稽古をちゃんとやって番付をあげて結果を残して頑張っている力士に対して、こういうようなご褒美的なものをしていただくことは良いことだと思いますが、髷をつけてただ力士というだけで勘違いをして稽古や仕事をサボり、ごますりを覚えてタニマチをたくさん作り良い思いをしている番付が低い力士もたくさんいます。

 

好きなときに食いたいものを食わせて、飲ませてもらい、ご祝儀をパチンコや風俗につぎこみくっている弱い力士がたくさんいるんですが、そういうのをみてると頑張っている力士に対して失礼ですし情けないと思います。

 

私はただひたすらに相撲道に向き合い、上を目指しているもの同士の真剣なぶつかりあいが純粋に好きですし、そういう姿を応援していきたいです❗️

 

ここまで読んでくださってありがとうございました。

また今度、ごっちゃんです以外の相撲用語についても話していけたらと思います。

 

相撲のことについてのご質問があれば、コメントください🎵

 

よろしくお願いします!

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