こんにちは元力士のパロニアです。
みなさん番付はご存知ですか?
序ノ口力士から横綱まで力士全員の名前が記載されたランク表のことです。
力士以外にも親方や裏方さんも載っています。
今回は『番付表』について解説していきます!
番付に載っている人は?
しかし、まだ入ったばかりの前相撲の力士や怪我などの理由で序ノ口で休場してしまい番付外に落ちた力士は番付表に載ることができません。
番付に載らなくても序ノ口と同じ給料で扱いは同じです。
番付表の構成はまず中央を隔てて東西に分かれていて、同じ番付でも東の力士のほうが西の力士よりも半枚上ということになります。(例。十両西2枚目>十両東3枚目>十両西3枚目という風になっていきます。)
まずは一番下の段に序ノ口で、そこから上にいくにつれて強い力士となっていきます。
下から二段目に序二段、三段目には三段目、四段目には幕下と太字で十両、五段目には太字で幕内力士が載っています。
力士以外にも載っています。
まずは年寄(親方)です。
番付の中央には審判部の親方衆の名前が載っており、それ以外の年寄は序ノ口力士が載っている一番下に役職ごとに載っています。
次に行司です。
行司も力士と年寄同様に、全員の名前が記されています。
番付中央に載っていて、一番上に立行司、そこからランクごとに下へさがっていきます。
行司も十両格以上になると太字で書かれ、幕下格以下は細字になっています。
次は呼出しです。
呼出しも序ノ口力士と同じく一番下の段の左側に記載しています。
呼出しは全員載っておらず、十枚目呼出し以上の、幕内呼出し、三役呼出し、副立呼出し、立呼出しが載っています。
幕下呼出し以下は載ることが出来ません。
次は床山です。
床山も一番下の段の一番左で、二等床山、一等床山、特等床山のみ載っています。
最後に若者頭、世話人です。
これも一番下の段で、全員載っています。
番付は誰が書いているのか?
番付表は全て手書きで書かれています!
これは初めて聞いたときはビックリしました( ゚Д゚)
手書きで書くのですが、一枚の特大のケント紙に行司さんが書いていきます。
番付表を仕上げるのに10日~2週間かかり、大変重労働です。
その仕上げた番付表を、和紙に4分の一のサイズに縮小コピーして番付発表の日に配布されます。
番付表の値段
番付発表後に相撲協会事務所でも買えるようになります。
1部55円で買うことができます。
ちなみに大相撲関係者は部屋ごとにまとめて注文して、1部30円で買うことができます!
ネットで郵送してもらえるサービスもやっていて、株式会社RTPというところで送料はかかってしまいますが購入することができます。
他にはベースボール・マガジン社から出版されている『月刊相撲』の付録として、正規の番付ではないですがついてきます。
相撲部屋の後援会に入ったら、毎場所番付やカレンダーが送られてきますので後援会に入ってみるのもいいと思います。
番付やカレンダー以外にも部屋の反物や記念品などももらえ、力士との交流もでき相撲好きには嬉しいことがたくさんあります。
今回はこれで終わりです!
ここまで読んでくださってありがとうございました。
また相撲に関する記事を書いていきますので、よろしくお願いします!